日本酒について

たにたやが開店して2度目の春を迎えています。
料理も、食材から。
テーブルウェアはそれぞれの作り手を。
そしてお酒についてもワインの作り手、日本酒の作り手のことを丁寧に伝えていきたいと思っています。

さて、2年目の春です。今年も、日本酒の新酒の季節がやってきました。
私は、正直いうと日本酒は、知識も呑みもそんなに強くありません。それでも、料理を引き立ててくれる日本酒ならばと出会ったのが
はさまや酒造店(宮城・栗原) の桂泉 特別純米酒こんこん 、特別純米吟醸 阿佐緒。
こちらの日本酒は、一口飲んだ瞬間、のどごしにキリッとした飲み心地が残り、日本酒が得意でない私にもスルスルと飲めた日本酒です。
もちろん、日本には他にも有名で人気の日本酒はあります。お客さんからも、いろんなリクエストがありました。
しかし、なぜこのはさまや酒造店のものだけにしているか、にはちょっと理由があります。
美味しいというは一番のこと、私自身の故郷の蔵元さんであるということ、酒造りに関わっている人のこと、などがあります。

店を開店するときに、日本酒は生まれ故郷の蔵元のものにしようと。
はさまや酒造店の桂泉は、何度か飲んでいたので蔵元さんにメールをしたところから始まります。
最初、スムーズに卸してくれると思っていました。
蔵元と同じ、宮城・栗原の出身であることからきっと大丈夫だと。
しかし、最初にきた返信には、

「生産本数が少ないので、酒販店や飲食店にはほとんど卸していません。開店されるお店のコンセプトなどを
教えてもらえますか」と。

私は、安易だった自分を反省し、真摯に蔵元さんに向き合い取り扱いをお願いしなければと思いました。
融資を受けるときのために作った、事業計画書も添えて再度蔵元さんに取り扱わせてほしいという思いを伝えました。
作る料理のこと、店をつくるまでのロードマップまで送りました。
そして、思いが通じて卸してもらえことに。
ご存知の通り、宮城県は、震災で大きな被害をうけました。こちらのはさまや酒造店さんも被災され、復興までは
ご苦労がありました。生産量が少ないというのは、規模が小さいということだけではなく、
それだけ、丁寧に妥協のない酒造りをされているから。
250年続く酒蔵の心意気は、そのお酒の味にきちんと現れています。
丁寧に真っ直ぐに作っているお酒だからこそ、生産量が少ないからこそ、
卸すお店のコンセプト、料理のことを知りたいと思うのは当然のことですね。
作り手の12代目当主 狩野香織さんは、かの香織ネームで音楽活動もされている方。
震災復興ソング「花は咲く」にも出演。
酒造りと音楽と、双方の世界を行き来しているスタイルに、とても興味が湧きましたし、共感しました。

開店以来、桂泉 こんこんは予想以上の人気となりました。日本酒が苦手お客さんも” これなら飲める ! 美味しい ! ” と。
この桂泉 こんこんの新酒うすにごり生原酒 と 阿佐緒の新酒「阿佐緒のさくら」が今年も入荷しました。
そして、4月2日(土)に、LIGHT AND DISHES の第一回目として新酒の会を開催することになりました。

かの香織さんに来店いただき、はさまや酒造店 12代目当主として酒造りのこと、音楽のこと、そしてさまざまな活動のことを
この新酒を飲みながらみなさんとお話しできる機会をつくりました。
私も、もっと日本酒のことを知るために、一緒にお話しを聞きたいと思います。
もりづくりの作り手と、たにたやの場でお客さんたちがつながる。
作り手の思いを知ってもらい、もっと好きになってもらう。

つぼみ

お客、作り手、どちらの一方通行ではない関係。一歩先につながるチャンス。
そんな、なにかが生まれる貴重な時をつくっていけたらと思っています。

1 comment on “日本酒についてAdd yours →

  1. 昨日は美味しいお料理と素敵な時間をありがとうございました(^ ^)
    本当に幸せなひとときでした。
    また遊びに行きます(^_−)−☆

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