LIGHT AND DISHES no.5 レポート ボルドーワインの回

LIGHT & DISHES no.5
2016/06/04

ボルドーワイン専門のインポーター、(株)アストル さんの協力により
ボルドーワインの様々なワインをテイスティングすることができました。
終始、参加者のみなさんも熱心に学びの様子で、貴重なワインを味わっていただきました。

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(株)アストルの代表、井田弘樹さんと、同じくアストルさんの社員でシニアワインソムリエの資格を持つ丸山練太郎さんにお越しいただき
、レクチャーを聞きながら、様々なヴィンテージとそれぞれにストーリーのあるワインとマリアージュさせた料理とともに。

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ワインは、
スパークリングのクレマンから始まり。
Lateyron Cremant de Bordeux Brut NV

こちらは、農家系の生産者、アルティザン・ボルドー(以下 A )
異なったヴィンテージをブレンドすることによって、常に一定の味を保つN.V
泡のクレマンはほとんどこのタイプ。
柑橘系のフレーバーでありながらキリッと辛口。
料理は、「ニソワーズサラダ」を提供。 ゆで卵、インゲン、黒オリーブ、ツナがメインのニソワーズ。
ワインビネガーとオリーブオイルでシンプルに仕上げたドレッシングで、最初の一品。

次が、白ワイン、
Chateau Ducasse 2014 (A)
セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル のアッサンブラージュ(数種類のぶどう品種を合わせること)
ボルドーで白ワインのスペシャリストの作り手とのこと。こちらも辛口で、
2品目に用意した、「カツオのたたき、玉ねぎマスタードドレッシング」にとても合いました。

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みなさん、この日アストルさんが用意してくれたテキストを熱心に見ながら、シニアワインソムリエの丸山さんの説明を聞いています。

ここから、赤ワインに入ります
Chateau Roland La Garde Tradition 2010 (A) 右岸

*テキストには、2011とありますが、この日は2010を味わいました。
こちらのワインは、メルロー主体で、カベルネ・ソーヴィニヨンが20%ほど入っています。
生産者が、自然農法でぶどうを作っているビオ系のアルティザン。
私が、これまで試してきたビオともまた違い、ピュアにメルローの味が伝わってきます。
こちらに合わせたのが、「煮あなごと焼きズッキーニのミルフィーユ」赤ワイン、バルサミコ、濃口醤油、赤味噌を煮詰めたソースをかけて
あなごのしっかりとした味を引き出しました。これも、とても好評でした !

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この日は、ワインのサーヴを全て、シニアワインソムリエの資格を持つ、丸山さんにお願いしました。
1本のワインを全く臆することなく、均等にグラスに注いでいきます。この所作・・・流石 ! 素晴らしいです !!

Chateau d’Osmond Cru Artisan 2012 (A) 左岸 
メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランのアッサンブラージュ
生産者自ら畑を耕し醸造をする、まさにアルティザンの筆頭というこちらのワイン。
一つ前の、ローラン・ラ・ギャルド よりも個性的な酸味があり、後で聞いたのですが、酸味がしっかりしていると食欲をそそる
のだと。丸山さんのアドバイスにより甘辛い料理が合うのでは、、ということで、
「厚揚げと茄子、牛バラ肉のすき焼き風」を。
今回の料理の中で、一番人気だったかもしれませんが、これもワインとの相性が良かったのだと思います。

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ここからは、Grand Vin 格付けシャトーと言われる、長期熟成でシャトーの規模も大きいワイナリーのワインになります。
代表の井田さんが、レクチャーしてくれました。

Chateau Capbern Gasqueton 2009 (G.V)
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、プティ・ヴェルドのアッサンブラージュ
10世代続いたという老舗シャトーのもの。
しっかりした果実味。渋みも酸味も柔らかく、次に控えるカロン・セギュールの前オーナーであるガスクトン家のシャトー。
こちらには、スパイスの効いたしっかりめの味が良いとアドバイスいただいていたので、
スターアニス、シナモン、花山椒を効かせた「豚の角煮」を提供。
みなさんも、なるほど・・ ! といった表情で味わっていました。

今回のアストルさんのセレクトしたワインのラインナップのトリをつとめたのが、
Chateau Calon Segur 1996 (G.V)
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローのアッサンブラージュ。
シャトー ラフィットやシャトー ラトゥールといった歴史ある有名シャトーも所有していたセギュール侯爵が設立したシャトー。
彼のセギュール侯爵は” 我、ラフィットとラトゥールを造りしが、我が心、カロンにあり” と。
カロン・セギュールへの愛からラベルにハートマークのデザインが施されています。
味わいは、もう・・・ ! 深いながらもしっかりした味わい。果実味と酸味とのバランスがよく、さすがに20年熟成となると
渋みも柔らかく、貴重なこのワインを味わえるだけで本当に幸せな気分になりました。
みなさんも、一口飲んだ瞬間から表情に至福感が現れていました。

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井田さんのレクチャーは、一つ一つが丁寧で、それぞれに情熱の込もった貴重なストーリーをお話ししてくれました。
アルティザン系にも、格付けシャトーでも生産者との密なコミュニケーションを築かれているようです。
フランスの人々にとって、ワイン、バゲット、チーズという組み合わせは、日本人にとっての
味噌汁、ご飯、漬物と同じ感覚なのだとか。そんな、エピソードも織り込んでくれてとても興味深い内容でした。

井田さんにとって、ボルドーワインとは ? と聞くと、
” 恩返し ” なのだと。ご自身が、単身ボルドーに渡ったとき、見ず知らずの日本からきた者に対して、ボルドーの人々はとても親切に接してくれたそうです。
数年、ボルドーで過ごされたときも、いろいろと辛かったこと、大変なこともあったとのことでしたが、その経験を大切にされています。今ボルドーワイン専門のインポーターとなり、ボルドーのお世話になった人たちに恩返しをしているのだということです。
私は、ボルドーワインに対しては敷居が高いと思っていたときがありました。しかし、このイメージは、とあるアルティザン系の個性あるボルドーワインに出会って一変します。
この日、最後に私、たにたやからみなさんに提供したワインが、

Ormiale 2011
メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンのアッサンブラージュ。
昨年の11月、たにたやの一周年を機に提供をスタートした、ボルドーワイン。
除草剤を使わない畑で、亜硫酸塩もボルドーの平均以下という量のビオ。しかしながら香りが深く、しっかりとした強さを持つワイン。

造り手、ファブリス・ドメルク、と協同経営者でデザイナーのジャスパー・モリソン 彼らが2008年のヴィンテージからスタートしたワインつくり。
このOrmialeは、私にとても衝撃を与えてくれました。モノをデザインすることもワインを作ることも
共通のスピリットがあるとジャスパーは言ってくれました。
アストルさんとの出会いもこのワインがきっかけでした。アストルの井田さんが、快く輸入代行を引き受けてくれたからです。
生産者の顔が見えることが基準であるという井田さん。この3月に造り手のファブリス・ドメルク氏が来日。東京に着いて間もないときに
彼は、アストルさんへ向かったそうです。アルティザンボルドーであること、ワインにかける情熱について、井田さんとファブリスさんは、熱く語り合ったと言います。
それから、数ヶ月後のつい先日、井田さんはOrmialeのワイナリーに行ってきたそうです。そこで、ファブリスと会い、Ormialeのぶどう畑を見てきました。
私は、これからはアストルさんに、このOrmileを正式に扱ってもらえたらという希望を話していました。なので、今回は待ち望んでいた・・・次からのOrmiale
の輸入について答えが聞ける回でもあったのです。
そして・・・ ! ” 2012年のヴィンテージから、輸入を正式に始めることにしました” と井田さん。
私は、もう ” やったー !!!!!” と思わず歓声をあげてしまいました・・笑 
そんな、うれしいお話しも聞けた今回のLIGHT AND DISHES no.5 ボルドーワインの回。
アストルさんが吟味して、この回に提案してくれたワインは全て、造り手たちの思いが詰まったものばかり。
そのそれぞれのストーリーを聞きながら、味わえるというとっても贅沢で、貴重なワイン会となりました。

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参加者のみなさんは、みんなワインが大好きな人たちです。井田さん、丸山さんのお話に、真剣に耳を傾けながら、一杯づつ感想を話してくれたり
とても和やかな素敵な会となりました。
美味しいワインというのは、深い余韻を残してくれます。この日も全てのワインが終わり、料理も全て終了しても、みなさんに余韻がしっかり残っているのか
囲んだ時間を名残惜しいように、過ごされていました。
これは、本当にたにたや店主冥利につきます。
みなさん、そしてアストルの井田さん、丸山さん、ありがとうございました !
ボルドーワインがとても身近になった気がしました。
井田さんが ” またやりましょう ! ” と帰り際に言ってくれました。ぜひ、やりましょう !!

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また、たにたや2周年のときには、ボルドーワインとアストルさんとの縁を作ってくれたOrmiale 2012が登場するでしょう !
いまから待ち遠しくて、楽しみです。

たにたや店主 : 谷田宏江

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