LIGHT AND DISHES no.17 良き昭和の時代の、つかみどころの無い好奇心

今回は、森岡書店店主 森岡督行さん。
店内に入ってくるなり、” ザ・森岡さん” のオーラが漂い、さすがな存在感 !

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今回、森岡さんについて思ったのは、題名にも書いた、ちょっと長ったらしいけど良い空気を持ってきてくれる人だということ。
話す言葉ひとつひとつが、聞いていて懐かしいのです。いろんな質問も用意して聞いてはみたものの、正面から返してくれるようなことはありませんでした。。
それは、すごく興味深いことで。質問の内容から、その先にあるもっと深いところまで話してくれるんですから。
いま、森岡さんがやっているスタイルの書店は、ありそうでなかったもの。「一冊、一室」というのは、その分野の本が好きで探している人にとっては、明らかに嬉しくて幸せな本屋さんだと思います。森岡さんは、さまざまなメディアで執筆をされていますが、文章を書くときに、頭に浮かんでくるイメージの映像、画像をそのまま文章にしているのだと言います。まるで、その執筆のスタイルがそのまま本屋になっているのが、森岡書店なのでしょうね。

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趣味と実益が兼ねていれば、仕事にしたときに嫌にはならないのではないかと選んだのが、古書および本を扱う仕事。”休み”なんて感覚がなくなるのは、よくわかります。そんな本を扱うことを生業にしていると、一冊の本から派生する世界はとっても広いわけで、資生堂ギャラリーでの展覧会「そばにいる工芸」展の監修という役目も、森岡さんの本の仕事を通してやってきた中で、見出されたことなんだと思います。

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ライフスタイルについて、少し話してくれました。知っている方は知っているのだと思いますが、携帯電話を持っていないということ。今の時代当たり前にあることが、森岡さんにとっては不自由ではなく、きっと自由なのでしょう。私が感じた「良き昭和の時代」の”人”という印象は、ここにもありました。そして、はじめにも書いた、森岡さんの話し言葉を聞いていると、懐かしいのです。急に自分が小学生くらいのころを思い出したりするのですから。すみません、勝手な私の印象なのですが、森岡さんの著書「東京旧市街地を歩く」を見ていても、昭和初期以降の近代建築にご自身もとても興味があるのだというのを聞くと、私の持った印象もなんとなくリンクするのです。

期待以上の期待を裏切る、森岡さんのこれからを妄想しながら、今回の回もとても充実の楽しい回となりました。毎回、ゲストの個性が参加されたみなさんを巻き込み心地よい余韻をつくってくれるのですが、今回、とても楽しかったのは、参加者みなさんが一人一人森岡さんとのエピソードを話しながら自己紹介をしていってくれたこと。以前より長い知り合いの方もいれば、お仕事を一緒にされた方、そして森岡書店のファンの方から、知り合いの方と一緒に来られて森岡さんとの時間を楽しんで過ごしてくれた方まで。

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森岡さん、みなさんありがとうございました !

店主 : 谷田宏江 

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